芋蔓電気鉄道『金時市内線』について語ってみる。 [芋蔓電気鉄道のお話(架鉄の設定)]

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以前ちょこっとだけ『芋電』の設定について語った時にうpした路線図です。
これは鉄道線全線を含めた『大きな括り』でのお話でした。。。

今回は、今作っている『路面電車』達の舞台である『芋電金時市内線』についてちょっとだけお話したいと思います。
(30過ぎてこんな妄想で『ハァハァ』してるのがちょっと恥ずかしいので、軽く読み飛ばして頂けたら幸いです。。。)

路線図です。
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(因みに↑が南です。。。)

以前にも触れたと思いますが、舞台は瀬戸内海に浮かぶ島『五国』の玄関口で、人口87万人の比較的大都市である『金時市』です。

大きな括りで『市内線』と呼ばれてますが、鉄道線である『古芋線』『築港線』と軌道線である『市内環状線』の3つの路線で形成されています。

『市内環状線』の路線の多くは戦前に敷設された物で、昭和40年代に訪れた『マイカーブーム』の影響で廃止&大幅な縮小をされる事も無く今日に至っております。

もう一度貼っておきます。。。。右下辺りのお話です。
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『築港線』は元々『西港線』という鉄道線で、金時市種芋区の『本種芋』から自社航路のフェリーターミナルがある『金時西港』迄を結ぶ路線でした。
が、混雑緩和を目的とした芋電本線の複々線高架化事業と、金時橋新線の建設事業、さらに本五連絡橋の開通によるフェリー利用者の大幅な減少が予測された事で橋の開通を待たずして廃止されました。

用地は市に売却され、道路の拡幅に充てられる事となります。

数年後、JRの本五連絡線が開通すると、西港線と並走していたJR築港線も廃止され、築港駅と金時築港貨物駅跡地は国鉄清算事業団によって売却されました。
跡地には高層オフィスビルや高層マンションが立ち並ぶ事となります。

築港駅&貨物駅跡地の居住&就労人口が、ほんの数年で爆発的に増えたにも関わらず、バス以外の交通手段が全く無かった事。
金時市の離島部から金時中心部への通勤通学客が少なく無い事。
強風による本五連絡線の運休が多く、フェリーでの振り替え輸送が頻繁に行われている事等、廃線に踏み切った当時と比較して多くの輸送力が必要になってしまった事で、金時市と芋電は市内線の北端の電停『JR金時駅前』から、JR築港線の廃線跡地を利用して西港、築港町まで市内線を延長する事になります。

現在は全線単線、退避線2か所の路線を大型の連接路面電車が12~20分間隔で運行されています。
(因みに鉄道線故、営業最高速度は70km/hという設定です。)


『古芋線』は『金時電気軌道』開業時からの最も歴史ある路線です。
さらにもう一度。。。今度は左上の方のお話です。
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五国一の河川『五万十川』の中流に位置し、水運の拠点であり万年水不足の五国にあって水資源が豊富だった古芋は江戸時代より染物、酒造りが盛んで、立派な蔵や家屋が建ち並ぶお屋敷町でした。

『五国の小京都』と呼ばれる美しい街並みと、良質な温泉が湧く事で戦前には新婚旅行のメッカだったみたいです。。。

温泉客や旦那衆相手の遊郭や高級温泉宿も立ち並び、全盛期には年間数百万人が訪れる全国有数の観光地でした。
が、時は流れモータリーゼーションの発達や交通機関の発達、嗜好の変化などもあって観光客は次第に減り、数十件あった遊郭は姿を消し、旅館の多くは廃業を余儀なくされる事となります。

鉄道の話に戻します。。。

古芋から南金時、栗金(現在の芋電本線『栗金東駅』)を経由して、御芋に至る路線として全線単線で開業。
それまで主役だった水運に変わって貨物の扱いも非常に多い路線でした。

観光地としての全盛期&鉄道が貨物輸送の多くを担っていた頃に複線化されましたが、第二次世界大戦中軍によってレールを接収され単線に戻ります。
戦後20年が経ち物流の主役の座を『トラック』に奪われ貨物輸送は激減。先にお話しした観光客の減少も合わせ市内線と200m程離れてはいるものの『接続駅』として利用する事が出来る『南金時』から『栗金』の区間は廃止されることになります。

完全に他の路線と切り離された事、輸送量の減少もあって、昭和初期の冷房すら付いていない本線のお下がり釣りかけ電車がのろのろ走るローカル線になってゆきます。

しかし、通勤通学客が比較的多いにも関わらず交換駅が2つしか無い事で20分間隔での運行しか出来なかった事、乗り継ぎの便の悪さ、夏場の車内環境の悪さには不満の声も多く、『古芋市』と『芋電』の間で幾度となく市内線との接続話が持ち上がりますが、市内線と古芋線の『南金時』の200mの間にある商店街の移設費用の問題で、平行線のまま時間だけが過ぎてゆきます。
南金時周辺に『古芋市』『金時市』の境界があった事も話が複雑になってしまった一因なのかも知れません。

時が流れて平成○○年。
平成の大合併により金時市と古芋市が合併する事となります。

芋電金時橋新線の開業で、里芋市北部等周辺自治体に人口が流れ出した事に危機感を覚えた金時市と、バブル全盛期『古芋』に広大なニュータウンを開発するも、後から開発した里芋市北部のニュータウンほどヒットせず半分以上が売れ残ってしまってた『芋電不動産』との思惑ががっちり噛み合った事で、市内線と古芋線の接続話はトントン拍子で進む事となります。
(芋電不動産が里芋市北部の自社物件を売り切ったという事らしいです。。。)

立ち退きにやや時間が掛ったものの、行政との合意後5年で接続工事は完了する事となります。

それまでヨレヨレだった単線軌道は高規格の複線になり、昭和初期のポンコツは最新のLRVに置きかえられ4~8分間隔での運行が始まると、10km程度しか離れていなかったものの、乗り換え時間も含めて40分以上かかっていた市駅までの所要時間は一気に20分前後に短縮される事となります。
(運転速度が40→80km/hになった事&列車交換が無くなった事&200m歩いて乗換えする必要が無くなった事etc・・・・それまでが酷過ぎたって事ですね。。。)

元々格調高い『お屋敷町』古芋のイメージと、飛躍的に利便性が向上した事で減少が続いていた古芋の人口は徐々に増加に転じる事となります。。。


舞台の主役、車輛については完成と同時にお話しして逝きたいと思います。。。ノシ
(最も苦手なはんだ付けより疲れますね・・・・・長文。。。)


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タグ:架空鉄道
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コメント 5

ミリバール

あのLRV、70km/hでかっ飛ばすんだ。恐るべしw
しかし細かい設定に脱帽です。時代背景までちゃんと考えられてて感心しちゃいました。
あのフェリーモジュールには高層マンションがニョキニョキ建ち並ぶわけですね。楽しみ楽しみw


by ミリバール (2010-01-17 17:32) 

かんだーら

こういう妄想大好き♪
おいらもハァハァしながら読ませてもらいました。
今度一緒にハァハァしましょ♪
by かんだーら (2010-01-17 19:49) 

いもでん

>>ミリさん
LRVだけじゃなくて、軽快電車&釣りかけ更新車も飛んで逝く設定ですw
名付けて、『う○こ色の弾丸』ってとこでしょうか?w

設定は辻褄だけ合わせてしまえば多少強引でも構わないと思うのでこんな感じにしてみました。。。

>フェリーモジュール
どうしよう。。。ホントにそれでいいのか思案中です。。。


>>からんだ
ナカーマ発見!!w
妄想美味しいよね、妄想。
妄想に沿ってだんだん形にして逝くのが楽しくって仕方無い。

でも、この設定は同業者から見て突っ込みどころ満載でそ?
30日あんまりいじめないでね。。。


by いもでん (2010-01-17 22:04) 

ふらっと

こんばんは。

かつてこの設定を読みましたが、更に詳細があったんですね。
対抗して何らかの設定をウチでも考えてみようと思ったが・・・無理!
だって実際に存在する貨物ばかりだもの。

ここはいっちょ、東武や西武並みの架空貨物でも作るか。
・・・西武みたいに罐から考えなきゃいかんのか・・・やっぱ無理だ!
by ふらっと (2010-01-17 22:24) 

いもでん

>>ふらっとさん
今回のは『市内電車』バージョンなので、前回のとは語ってる範囲がちょっとちがうのよ(はぁと)

>貨物の架鉄・・・
う~ん。。。。
ナローに手を染めて、森林鉄道とかに突っ走る!ってのはDo?

真鍮板ゴリゴリしてコッぺルとかkatoのガソリンカーとか作っちゃう感じで。
by いもでん (2010-01-18 00:36) 

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